~パナソニックホームズ検討3回目~ 住まいと暮らしの情報館尋ねて情報収集
- 2019/04/18
- 22:05
3回目のパナソニックホームズ訪問は、モデルハウスではなく、「暮らしと住まいの情報館」に行くことになりました。
今回も店長対応となりました。
早速、個室に案内されると、まず、目の前には、窓のサッシの断面の現物がありました。それを見ていると、別の人も現れました。
年は結構召されていて、定年前後という感じでしょうか。
今日はこの方が説明をしてくれるようです。
名刺を頂くと、館長でした。 情報「館」なので、館長が来てくれたのでしょうか。それか、店長のコネで館長が対応してくれるように手配してくれたのでしょうか。真意は不明です。
あいさつもそこそこにして、さっそく説明が始まりました。
話し方、話内容は、記憶を頼りに記載していますので、微妙に違うところが多々あるとは思いますが、それについては、ご放念ください。ニュアンスを伝えることに力を入れています。
―窓のサッシをみられていましたね。
―はい。
―何か気になるところはありますか?
―これは二層式のサッシになるのですか?
―そうです。これは、アルミ複合樹脂サッシというもので、二層式の複合ガラスプラス、外はアルミ製で、室内が、樹脂製になります。
―ん?アルミ製だと、熱伝導率が良くないですか?そうすると、室内に熱が伝わらないですか?
―そう思われますよね?
―はい!
―内側を樹脂製にしつつ、この複雑な構造にすることで、すべて樹脂製じゃなくても、熱がうまく断熱させるのです。そこからさらに、Low-E複層高断熱を入れることで、窓でできる断熱ができるのです。もちろん、多少の熱の移動はありますが、今までとは違うものになります。
また、結露についても、通常であれば、9℃を下回ると湿度にもよりますが、出やすい環境が整ってしまいますが、複層ガラスのみで、+9℃→-4℃、Low-E複層ガラス高断熱タイプであれば、-19℃なので、実質ほぼでないと言えます。ただ、条件として、お風呂場や脱衣所などの高湿度であるところは一部例外があります。
―ここで実験です。
―ん?
館長が個室から立って、外に出ました。そこで、実験室というわけではありませんが、一条工務店にあったような、簡単な実験装置があります。
小さな箱が2個あり、一つが「通常ガラス」、もう一つが「Low-E複合ガラス」で、箱の手前側には湿度計とセットになった温度計がありました。温度は忘れましたが、その中でスイッチを入れると、湿度が上がり、(ボタンで上昇?)片方は、クモリ(結露)が起きていて、もう一方は結露が起きていませんでした。
これが、効果とのことです。
また、その箱を開けて、ガラスを触ってみてくださいと言われたので、触ったところ、片方は、冷たかったですが、もう片方は普通の温度でした。普通の温度側のガラスも、複合ガラスの効果とのことです。そこで、サッシ(ガラス)の説明が完了です。
そのまま部屋には戻らず、次は、構造について説明がありました。
結構かっこいい「K」の形をした、鉄筋が目の前にあります。
―一条工務店さんと比較をされているとのことですが、構造の違いは知っていますか?
―いいえ。
―一条工務店さんは、木造となっていて、パナソニックホームズは、鉄筋構造になります。
種類としては、製品鉄骨構造や、鉄骨ラーメン構造、大型パネル構造があり、今回はどれにされますか?
―特に指定は・・・
すると店長が館長に小さな声で「パネル」です。と伝えていました。小さな声で。
―大型パネルということですので、モノコック構造になります。
モノコックとは、壁を柱として考え、壁すべてを構造体として感会えることで、台風や、地震などの通常外の力がかかるときに構造体として、受けることで、破壊を防ぐ構造で、新幹線や、ジャンボジェットにも採用されている製造方法になります。
気になるのが、目の前に「K」の立派な鉄筋があるのに、その話は全くなし。そのため、
―この立派な鉄筋は入っているのですか?
―これは入っていないですが、モノコック構造なので、台風や地震が来ても十分耐えられる仕様になっています。
目の前に鉄骨の最大のアピールポイントがあるのに、使えないなんて、実はちょっとグレード落とされてる?と少し不信感を持ちました。
―大型パネル構造のメリットはほかにもあり、シェルター工事と呼んでいますが、1日で壁は完成するので、雨だとかの心配が非常に少ないです。
パナソニックホームズは鉄筋を使わずにパネルで作っているんだなということがわかりました。
あとで確認すると、大型パネル構造は十分技術確立されたものなので、特に問題は無いはずです。
そのため、製造方法が一条工務店さんとに違いになりますとのことでした。
次に構造から地震の話になりTVのモニターをもって説明されています。
―建物の、耐震等級について知っていますか?
―いいえ。
―1-3等級あり、3が一番上になります。
―大きな地震が来たときに、家は倒れると思いますか?
―はい。
―どの等級が?
―1-3とあるので、1が壊れる、2がなんとか耐える、3が壊れないという感じですか?
―残念。すべて、倒壊はしないのです。
―へ?
―等級はあくまで強さの指標の一つで、1等級を1とした場合、2で、1.25倍、3で、1.50倍の「地震の強さ」に耐えるということになります。
―ん?
―等級1でも倒壊は基本しないということなのです。損傷は状況によってします。特に強い地震が来た場合は。それに対して、決められた数字のマグニチュードに係数をかけて持つということになります。
―だったら、耐震等級1でいいのでは?
―いいえ、倒壊しないということが肝になります。
―だから?
―倒壊はしないけど、損傷しないということではないし、1度目の地震に耐えるということが大前提。一度目は倒壊しないけど、2回目以降何度も余震が来ることで、その部分の保証はされないのです。
そのため、最初の本震は耐えるが、壊れないレベルであり、命を守るのみ。その後の余震では崩れる可能性も無きにしも非ずで、さらに、一度損傷レベルを受けてしまうと、実際には、住むことは非常に厳しく、修理が必要になります。
その中で、パナソニックホームズは、等級3です。これは客の命・生活を守るうえでは当たり前の話なのです。そのため、どこの業者も等級3が一般的になります。
しかし、3等級相当などの言葉にも注意が必要です。
―ん?
―相当ということですので、等級3ということではありません。業者によっては相当という言葉で濁しているハウスメーカーもいるので、等級3と言い切っているところが大事です。
ダイワハウスさんは、同じになります。
そこから、地震の説明になります。
―日本には、大規模の地震発生装置があるが、パナソニックホームズは、そこで、いろいろな地震を模擬して、倒壊、損傷を評価しています。そこには大手ハウスメーカーも皆評価しています。
何回かは忘れましたが、結構な数の地震を与えてもパナソニックホームズは倒壊、損傷がなかったとのことでした。そこでも気になるのは、鉄骨なのか、大型パネルでも同様の結果が得られたのかは不明です。
等級や相当という言葉のアヤで平気で客を惑わす業界のようなので、(嘘はいっていないという大人の事情系・・)地震の評価については、大型パネルではないと勝手に解釈しました。(話の流れでいくと、完全に大型パネルですが、ちゃんと言っていないところを見ると、、という感じです)
地震の話が終わると、次は空気の話になりました。
―今のアパートは築何年たちますか?
―正確にはわからないですけど、築17,18年程度でしょうか。
―2003年(たしかそう言われていたが、違っていたら申し訳ない)から法律が定められて、24時間換気が必要になりました。
―そうなんですか。
―今のアパートに24時間換気しているファンなどはありますか?
―特に無いですけど。
―建てた時期で決まるので、今は必要になっています。
家に帰ってみたら、24時間回しているファンは無かったですが、窓の上側に空気の入れ替えスライドボタンがあったので、それで当時はOKだったということですね。
―パナソニックホームズは空気にも力を入れていて、エコナビ搭載換気システムHEPA+というもの入れています。床下から空気を取り込み、床下で、ある程度の粒子を自然に落とし、その後フィルターを通して、各部屋に空気を送り込みます。そこで合わせて床下の地熱のエネルギーも利用しています。
-床下についてですが、夏は床下は比較的冷たくて、冬は比較的寒くは無いですよね?
―そんな感じはします。
―そこで、外の空気の熱から床下の熱を利用して、部屋内に送る温度を「電気エネルギーを使わずに」ある程度自然に調温して送り込むことが出来ます。
―フィルターなので、メンテンナンスが必要ですよね?
―半年に一度フィルターを取り出し、掃除機で吸っていただければOKです。
―床下だとフィルター取り出しにくくない?
―床下収納のレベルで、ふたを開ければ、すぐにフィルターがあります。
―そうなんですね。
そういうとまた実験がスタートです。
―ここにHEPAフィルターがあり、片側に、粒子を見やすくするために線香をたきます。逆に反対側には、ファンで吸っていますので、ここで、煙の動きを見てください。
みるとフィルターを過ぎると、煙の粒子は見えなくなっていました。
―これがHEPAフィルターの効果です。
―臭いは結構しますね。
図星たっだのか、イラっとしながら
―ニオイまではとれないんですよね~HAPAフィルターは粒子を取るので~
ニオイも粒子として存在しているはずで、それが通過したということは、超微粒子は流れるのでは?と思ったものの、イラっとした顔を見てしまうと、そのまま話が続きます。
―床下を通ることで、粒子や、温度調整もできますが、湿度も調整しながら流れてくるのです。
ここで感じたのは、正直、都合の悪いことは強引に進めるのが見えてきたので、ここら辺から聞く気がなくなってきました。
耐震でいう相当というような言葉のアヤで進めていかれる感じでしょうか。鉄筋・HEPAフィルターで不信感増です。
次に空気つながりで、室内の壁の話になりました。
―珪藻土は知っていますか?
―名前だけなら
―珪藻土は、多孔質であることから、室内の調湿に役に立ちます。その性能は、木炭の8倍もあり、さらに産地にもパナソニックホームズはこだわっていて、北海道稚内産です。 そこが一番吸湿性が優れているからです。
ここでも実験が始まります。
―霧吹きがありますがここにかけてください。この石は稚内産の珪藻土の塊になります。
何度かかけると、水が消えていきます。
―これの材質を使って壁紙にしています。
―せっかくなので、この珪藻土をお土産としてどうぞ。
お土産用の袋に入った新品をもらいました。(大きさは男性の握りこぶし1個分より大きい程度)
―吸湿もしますが、多少のニオイであればそれもとれるので、靴箱などに使用ください。
HEPAフィルタとこれを使えば臭いもきえるのでは?と思いつつ。これも標準なのか不明だし、聞いたとしても、もし違った場合は、強引に逸らされる可能性もあるので、とりあえず聞かずにそのままです。
あと、空気対応として、VOC対策もしておりますとのこと。
―溶剤の臭いが新しいものにはあると思いますが、できる限り減らすように取り組んでいます。
次にタイルです。
―外壁は家のメンテナンス代(将来の話)でも特に高いのは知っていますか?
―いいえ。
―外で、他の家の外壁をご覧になっているかとは思いますが、コケがついていたり、せっかくの白い壁が黄ばんでいたり、そのような光景を見たことはありませんか
―よく見ます
―通常はそのように劣化なってしまうため、15年程度に1度メンテンナンスが必要になります。それを継続して行わないと、外壁だけならまだしも、隙間から、雨水が入って、最悪内側が濡れて腐ることで、大規模な改修が必要になるケースがあります。
そこで、パナソニックホームズはその負担を減らすべく、タイルに力を入れています。 これは、一条工務店さんも、ダイワハウスさんも似たような考えとなっていて、大手ハウスメーカーと、一般工務店さんとの違いになります。タイルには、光触媒を使用していて、セルフクリーニングが可能になります。
そこでまた実験です。
―この2枚のタイルにペンで汚してください。
―紫外線を当てて、しばらくして、霧吹きを当てると・・・
なんと両方とも消えない笑
すぐに裏側を見てマーキング(印)を確認しているもよう。
―すいませんでした。両方とも通常のタイルでした笑
おいと言いたくなる
タイルを探してもう一度
―紫外線を当てて、しばらくして、霧吹きを当てると・・・
なんと今回も消えない笑
タイルを探してもう一度
次はちゃんと剥がれ落ちました。
これが、わざとなのか、本当なのか不明ですが、2回もくるとは技ありという感じです。
―タイルは、陶器(焼き物)なので、高寿命なのはもちろんわかりますが、コーキング材などの樹脂なども高寿命なのですか?
―コーキング材は、やはり樹脂系なので、タイルほどの寿命は期待できないですが、そこも、少しでも高寿命になるように高価な材料を使用しています。ただ、劣化していくものなので、メンテナンスは必要になっていきます。ただし、パナソニックホームズはそこを改善しています。それは、「つなぎを無くす」ことです。
下にパネルがあり、パネルとパネルの継ぎ目には、コーキング材を通常通り使用しますが、その上にタイルを張るために、前面にタイル固定材を塗ってしまうので、コーキング材の上に、そのノリが乗り、さらにタイルを上から張るので、コーキング材が触れる確率をできる限り減らし原料による高寿命化と、造りによる高寿命化を合わせて行うことで、通常より寿命が長くなります。
さらに、通常はタイルのつなぎ目があるのですが(縦方向がすべてつながった部分=赤の面)、パナソニックホームズはそれが無いのも特徴です(上の図のオレンジで埋もれている)。上の図で想像ください。
ここはかなり力が入っているように感じました。
―最後になりますが、「創エネ・畜エネ」については、知っていますか?
―いいえ。
―創エネは「つくる」エネルギーで、畜エネは「ためる」エネルギーになります。パナソニックホームズはもちろんパナソニックと同系列の会社なので、その部分にも力を入れています。
まず、創エネについてですが、すなわち、太陽光発電になります。パナソニックは太陽光発電も作っていてその製品を使用します。
HITという商品名ですが、国内での発電量がトップクラスで、
特徴としては、太陽光は通常曇りの日(太陽が出ていない)と、発電しにくいのですが、その中でも、発電効率を高めています。
太陽光の発電量が多いのは、いつだと思いますか?
―7月から9月でしょうか。
―いいえ、実は、5月なのです。
―なぜですか?
―太陽光は実はパネル部が高温になると効率が下がってしまう特徴があり、夏はそれにあたるので、イメージと異なってくる部分です。6月は、梅雨なので、太陽の出る割合が減ってくるので、低くなります。
そこで、パナソニック製のHITは、その熱による問題も発電に結び付けるべく太陽光パネル内をハイブリット化させることで、熱による影響を低減させて、高温でも発電効率をほかのメーカよりも落とさない仕様となっています。
次に畜エネになりますが、蓄電池を使用します。
―電気を電池でためるとなると、効率が存在するので、逆にエネルギーを無駄にするのでは?
―電池のみの見方をすると、無駄になるのですが、太陽光と合わせたり、深夜の電気をためておくことで、効率が上がるのです。
―というと?
―まず太陽光についてですが、昼間発電する分は、家で使用する電気を上回るケースが非常に多いです。それを売電に回すこともできますが、使わない電気を蓄電池にためて、太陽が出ていないときに使うことで、蓄電池のロス以外は、電力会社から使用する電気を減らすことが出来ます。
また、パナソニックホームズは、「オール電化」を勧めていて、オール電化にすると、電気料金のプランを夜安く昼間が高いプランになります。
ここでも蓄電池が役に立ちます。
=夜に安い電気で蓄電池に充電しておき、朝の太陽光が立ち上がる前には家の電気を蓄電池で賄い、昼になったら、太陽光で電力を賄い、夜になったら、太陽光で蓄電池にためた電気を使うことで、料金面でも蓄電池によりフォローできるようになっています。
金額上は、夜が安いので、その電気を使うことで、「金額が安い」というところがいいたいようでした。 蓄電池を使う以上は、せっかく発電した電池は「効率」という名のロスで、消費してしまうはずなので。そこも微妙な言い回しでうまくやっているのでしょうか。 逆に正直に総エネルギーの効率観点でいくと悪いが、夜間のあまり使われないエネルギーを使うことで、通常であれば、捨てられる?夜間の一部の電気が、効率で若干下がるがTOTALで見たら結果的に効率が良いのです。と言ってくれたほうがわかりやすいような。。原発の影響ですよね?専門家のコメント大歓迎です。
―また、災害時のリスク低減にも貢献できます。
停電時は、電気の放電も可能で、冷蔵庫やリビングで携帯の充電やライトの照明など、必要最低限の電力を供給できるようになるので、そこにも役に立ちます。さらに、停電時でも、昼間は太陽があれば、溜めておけるので、ある意味本当の自家発電対応も可能になります。ただし、エアコンや、電子レンジなどの電力の使用量の高い電化製品は、使えませんが。。
その2つの設備を効率よく使いつつ、エネルギーマネージメントシステムを使うことで、省エネを狙っていきます。
「スマートHEMS」という方式ですが、プライベートビエラを使い、使用している電気量、発電している電気料など、目では見えない電気を見える化かすることで、節電意識を高めることが可能になります。
ほんとか?と思いつつ、普段の電力計は家の外にあるので、それが見える化されれば、もったいないと思える気はしますが・・
ただ、この電力系というか、電気関係が一番館長も力が入っているように見えましたので、パナソニックホームズは、パナソニックとつながって家電関係に力をいれているのだなと感じました。
そこで、館長
―ZEH(ゼッチ)というものを知っていますか
―なんとなくは前回店長から聞きました。
―パナソニックホームズは、ZEHにも力を入れていて、本日話した、「家の断熱」、「創エネ・畜エネ」、「HEMS」、「高性能設備」をうまく組み合わせることで、エネルギー収支をマイナスにすることが出来るようになります。
それらを達成されることで、ZEHが対応可能になります。
―ん~
―当社は、これらのバランスを支える技術をもっていますので、もし興味があればぜひ、パナソニックホームズで。
館長の長い説明が終わりました。
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